契約書のフォント選びに迷ったらとりあえずコレ!おすすめ3選

カテゴリ:契約書

契約書のフォント選びに迷ったらとりあえずコレ!おすすめ3選

「契約書のフォント選びってどうすれば良いの?」「フォントといっても多種多様でどれを選ぶべきなのか分からない」このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

自分のなかで使用するフォントが決まっていれば、今後もフォント選びに悩むことはなくなりますよね。この記事では契約書のフォント選びについてご紹介します。

契約書作成時のルールから、和文・英語の契約書に使われているおすすめのフォントまでご紹介しているので、ぜひご一読ください。

 

契約書作成時のルール

契約書作成時にフォントの選び方についてのルールがあれば、フォント選びの参考になりますよね。実は契約書には「契約自由の原則」という民法上の基本原則があり、原則として自由に契約書を作成ができます。

しかし、自由に契約書を作成しても良いといわれてもどのように書けばいいのか分かりませんし、奇抜な契約書を書いていいわけでもありません。

一応、今まで使われている慣例の型のようなものがあるため、それを参考にするとスムーズに作成できるでしょう。契約書作成時のおすすめのフォントについては後述します。

 

契約書作成にルールはないがマナーはある

契約書には明確に定義されたルールはありませんが、契約書を確認する相手に配慮するマナーは必要になります。契約書は相手との相互確認のために作成される書類だからです。

例えば、POP調が強いフォントであれば、相手にしっかりしている人なのか疑われ、相手を不安にさせてしまいます。

相手が読みやすいのか、公文な文章であれば、しっかりとフォーマルなフォントであるのか全てを加味してフォントを選択することが無難です。

 

和文契約書に使われるおすすめフォント3選

ここでは和文の契約書におすすめのフォントをご紹介します。和文の契約書におすすめのフォントは以下の3つです。

 

・MS明朝

・MSゴシック

・游ゴシック

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

MS明朝

MS明朝とはリコーが開発した明朝体フォントです。Windowsのパソコンに標準搭載されているフォントで、ユーザーが非常に多いです。論文や報告書やあらゆる書類でMS明朝体が使われており、目にする機会が多いと思います。

明朝体は縦画が太く、横画が細いという特徴があり、画数が多い文字を書いても字が潰れにくいという特徴があります。フォント選びに迷ったときはMS明朝を選べば間違いはないでしょう。

 

MSゴシック

MSゴシックとはリコーが開発したゴシック体フォントで、Windowsに標準搭載されています。Webサイトや文章作成をする際によく使われるフォントです。

MSゴシックは等幅フォントで、等幅フォントのため視認性が高いのが特徴ですが、角ばった印象があり、フォントの美しさには欠けます。

しかし、Windowsの標準フォントとして搭載されているため、MS明朝に引けを取らないほど使用されているフォントです。

 

游ゴシック

游ゴシックは2008年に字游工房によってデザインされたフォントです。Windows8.1以降のWindowsやmacOSに標準搭載されています。

ゴシック体は等幅フォントで視認性が高い一方、読みやすさが劣りがちですが、それを解決したのが游ゴシックです。ゴシック体にもかかわらず綺麗で読みやすいという特徴があります。近年、少しずつ人気を集めているフォントの一つです。

 

英語契約書に使われるおすすめフォント3選

ここでは英語契約書に使われるおすすめフォントをご紹介します。英語の契約書におすすめのフォントは以下の3つです。

 

・Arial

・Times New Roman

・Calibri

 

それぞれ見ていきましょう。

 

Arial

Arialは欧文用の書体として1982年に制作されたフォントです。macOSに標準等されており、美しさに定評があります。GoogleやYahoo!Japanでも指定されているフォントで、非常に馴染みあるフォントでしょう。

 

Times New Roman

Times New Romanとは1932年にイギリスのタイムズ紙が新聞用の書体として開発したフォントです。新聞に適したフォントになっており、長文を書いても優れた読みやすさを誇ります。

契約書は記載内容が非常に重要になってくるため、可読性に優れたTimes New Romanは実用性があるフォントだと言えます。クセが比較的少ないフォントであり、どんな場面でも使いやすい万能フォントです。

 

Calibri

CalibriはMicrosoftによって開発されたサンセリフ体のフォントです。Office2016から英文のデフォルトフォントに指定されており、近年英語の契約書でも使用率が高まっているフォントの一つです。他のフォントと比較すると文字密度が高くかつ見やすさに優れており、スクリーン上でも見やすいという特徴があります。電子上で契約を交わす際に、選択されやすいフォントです。

 

契約書に使われるフォントの大きさをご紹介

契約書に使われるフォントの大きさについても明確な言及はあまりされません。一応、日本に国際規格であるJISのJIS Z 8305では契約書等を作成する場合は8pt以上を使用し、重要なものは12pt以上を利用すると記載があります。

文字が大きすぎても、それに比例して一行に文字を書けなくなるため、12ptほどのフォントを利用するのがおすすめです。

 

まとめ

この記事では契約書のフォント選びについてご紹介しました。契約書の作成と聞くと身構えてしまいますが、実は自由に契約書を書けるためそこまで気持ちを張り詰める必要はありません。

しかし、相手に分かりやすいように配慮した契約書を作成するように心がける必要はあります。

和文、英文どちらの契約書を書くかによって使用フォントも異なるので、しっかり分けて覚えておきたいですね。

カテゴリー

  • 電子契約書

  • 契約書

  • 契約

  • 収入印紙

  • ニュース

  • クラウド

  • PAGE TOP

    「契約書」関連記事一覧