英文契約書の基本的な構成とは?作成時の注意点も紹介します

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英文契約書の基本的な構成とは?作成時の注意点も紹介します

英文で契約書を作成する場合、日本語で作る契約書とは違った構成で文書を作らなければなりません。

そのため、英文契約書の基本的な構成を理解しておかなければ、適切な文書を作成することができず、事業を進めていく上で不利益が生じてしまうリスクが高くなってしまいます。

そこで本記事では、英文契約書の基本的な構成や注意点について、詳しく説明します。

 

英文契約書の基本的な構成

英文契約書の基本的な構成は、以下の4つがあります。

 

・タイトルは文書の上部中央に入れる

・契約当事者を記載してから前文を記入する

・一般的な条項は具体的な条文の後に記載する

・サイン欄は締めの文章の後に設ける

 

英文契約書における基本的な構成を理解しておくことで、適切な文書を作成できるようになり、スムーズな取引を実現することができるのです。

ここからは、英文契約書の基本的な構成について、詳しく説明します。

 

タイトルは文書の上部中央に入れる

英文契約書では、タイトルは文書の上部中央に入れるのが一般的です。

日本語の契約書では、タイトル名が契約内容を踏まえたものになっています。それに対し、英文契約書では「契約」を意味する「Agreement」や「Contract」のようなタイトルでも良いとされています。

ただし、曖昧な文言になっていると、裁判になった際に証拠力が低くなってしまう可能性があるため、内容に沿ったタイトルにしておくのが無難です。

 

契約当事者を記載してから前文を記入する

英文契約書では、タイトルの下に契約当事者を記載してから前文を記入します。

日本では契約当事者の住所や連絡先を、文書の最後の署名欄に持ってくるのが一般的ですが、英文契約書では構成が大きく異なるので注意が必要です。

 

一般的な条項は具体的な条文の後に記載する

契約書の条文には一般条項と具体的条項がありますが、英文契約書では具体的条項を定めた後に一般条項記載するのが一般的です。

準拠法や合意管轄などを定める一般条項は、多くの英文契約書で汎用されている条項なので、「(Boiler Plate Clauses)ボイラープレート条項」や「(Miscellaneous Provisions)雑則」とも呼ばれています。

 

サイン欄は締めの文章の後に設ける

日本語の契約書と同様に、英文契約書のサイン欄は締めの文章の後に設けます。

サインをする場合、署名欄に「by」と記載されていれば、英語でサインしなくても良いのですが、「name」と記載されている場合は、英語で署名する必要があることを知っておきましょう。

また、日付はアメリカ英語の場合だと「月/日/年」の順番に記載しますが、イギリス英語の場合「日/月/年」と記載するなど、英語圏によってもサイン方法が異なるため、地域ごとの違いも知っておく必要があります。

 

英文契約書を作成する際の注意点

適切な英文契約書を作成するためには、注意点を理解しながら文書を作成しなければなりません。

ここからは、英文契約書を作成する際の注意点について、詳しく説明します。

 

全ての合意内容を記載する

英文契約書では、合意内容の全てを漏れなく記載する必要があります。それは、裁判になった場合、契約書に書かれている内容以外のことは、契約内容として認めないという仕組みがあるからです。

そのため、あえて契約書に記載しないとする内容があれば、トラブルになった場合のリスクを承知した上で契約書を作成する必要があります。

 

曖昧な表現は使用しない

文言を記載していく際、契約内容を曖昧な表現で記載しないことも大切です。

表現方法によってはいくつかの解釈ができるものもあり、いざ裁判になった時に、読み手によって解釈が異なってしまうと、適切な判断を下してもらえなくなる可能性があります。

「体裁の良い契約書を作成したい」と思われるかもしれませんが、英文契約書の場合、流暢な英語で文章を記述していくよりも、一義的な意味を持つ単語を選びながら記述していく方が安全です。

 

契約違反や債務不履行時の対応を具体的に定める

日本の契約書では、故意や過失がある場合に加害者が責任を負う仕組みになっています。しかし、英米法における契約では、過失がなかったとしても契約違反や債務不履行が発生すれば損害賠償責任を負うことになっています。

そのため、過失がなかった場合の損害賠償請求について契約書に定めていなければ、万が一契約違反や債務不履行が発生した時に、損害賠償を支払ってもらうことができなくなる可能性が高くなるのです。

 

英文契約書のルールを理解して契約書を作ろう

本記事では、英文契約書の基本的な構成や、英文契約書を作成する際の注意点について説明しました。

日本の契約書とは異なる点がたくさんあるため、取引相手と気持ちよく仕事を進めていくためには、英文契約書の特徴を理解した上で注意点を理解しながら作成していくことが大切です。

ここで説明した内容を参考にして、正しい英文契約書を作れるようになってくださいね。

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